「朝に、こっそり誰かが置いていったんじゃなくて?」
「個室の患者の部屋にも置かれたらしくて。その患者によれば朝、看護士が入ってくるまで誰も出入りしていないそうです。そして、花を見つけたのは、看護士が入ってくる前だと」
「外から、誰かが置いていったっていうこと?」
「ですが、ここは4階です。人間に、そのようなことが出来るとは思えません」
「……幽霊の仕業っていうこと?」
「……単純に考えればそういうことになりますね」
春樹は、真面目な顔で頷いた。
「個室の患者の部屋にも置かれたらしくて。その患者によれば朝、看護士が入ってくるまで誰も出入りしていないそうです。そして、花を見つけたのは、看護士が入ってくる前だと」
「外から、誰かが置いていったっていうこと?」
「ですが、ここは4階です。人間に、そのようなことが出来るとは思えません」
「……幽霊の仕業っていうこと?」
「……単純に考えればそういうことになりますね」
春樹は、真面目な顔で頷いた。

