そして、仰向けのまま、力なく乱れた髪を掻き揚げる。

乱れた髪が縁取るのは、透った鼻梁に切れ長の目の端正な顔だ。

その手首には点滴の針が刺さっている。

ようやく、ここが病院だと思い知らされた。

青年は、ため息をついて起き上がった。