「どこかの倉庫なんてどうかしら。」




「倉庫ですか?」




「えぇ。確かこの近くに…。」




「ありますよ。確かにそこなら見つけにくいですね。」



「流石ですね。」



「たいしたことはない。」



「それでは、オレは失礼します。」



「お願い。」





その女、二人と別れた後に


「アハハ、アハハハハハハハけっほケッホ」


急に笑い出したかと思うと、咳をし始めた。


 
-早くしないと…。


そう。つぶやきながら、待たせてあった車に乗り込んだ。



   -観客side-  終わり