倒れた原因は過労。

寝れば治るというので、安心した。

本当はずっと傍についていたかったけど、部活の時間だし、これ以上噂になっても困るから、藍の友達に頼んで帰ることにした。






とりあえず部活に向かったけど、部活に集中できるはずもなく、監督には怒鳴られるし、先輩には睨まれるし、散々な出来だった。






部室に引き上げると、木の影に藍がいた。


微かに息を上げて、目には涙が浮かんでいた。



他の部員にばれないように、藍を校庭の隅に連れていくと、いつもの藍からは考えられないスピードで話しだした。