「いいの?」


「あぁ。気にするな。」



俺はポンと佐上の頭を
撫でた。



バスの扉が開き人が
降りはじめた。


俺は身長があるから
押されても何ともないが
佐上はよろけた。



「キャッ…」


ギュッ…


倒れそうになった佐上の
肩を抱いた。

「…っぶねぇ。大丈夫か?」



今佐上は俺に抱きしめられてる状態だ。