−未熟な恋心

自分の気持ちに気付いてからとゆうもの,今までの様に洋太と話す事が出来なくなる…。
「あたし洋太が好きなんだよね……。」
自分でもまだ少し曖昧な気持ち……。
どーしたらいーんだろう…。
気持ち伝えるには早過ぎるし,無視ってのも洋太に失礼だし…。
あたしは毎日,何も知らない洋太の背中を見て考え事。
ある日急に大事な事に気付いた。
それわ…洋太の好きな人。
噂で聞いた洋太の元好きな人は,M小出身の石原萌。(いしはら.もえ)萌も同じクラス。でも,萌と洋太が喋ってるのをあたしわまだ見ていない……。
噂には続きがあって,洋太は萌に告ったとか。
気になったあたしは,実際に二人に聞いてみた。
「ねえ洋太?萌に告ったの?」

『はあ?誰から聞いたのその話。』

「噂で聞いた。」

『ふ〜ん…。ってゆーかあれ,罰告だったし。』

「そーなの?」
つい顔が喜んじゃうあたし………。

『…うん。勝手に言われた。』

「でも好きだったんでしょう?」

『過去の事はいんだよっ。』

「前は好きだったんだあ〜」

『今は違うから。』

「誰?」

『内緒。お前には教えないよ…』