あのセールスマンは精神的にかなりのダメージを受けていたらしい。 何度も「アイツ」と言っていたらしいがアイツとは誰だろうか…。 彼の事だと普通は思うがあんなにおかしくなるほど怖かったとは思えない。 他に危害を加えた人がいたのかもしれない。 あの夢をふと思い出す…。 「…そんな訳ないじゃないっ……」 「…?どうしました?」 阿部先生が心配そうに覗きこむ。 「いえ、すいません…」 あんなのはただの夢。 そんなの信じない。