梨香のお母さんには何度も会っていたのに今、目の前にいる女の人は別人になっていた。 「梨香さんの事何ですが…」 「…」 梨香のお母さんは目を見開いたまま何も言わなかった。 微かに私の方を見ていたような気がする。 「…カ…メラ……」 「はい?」 女の人はようやく口を開いた。 「カメラ…ですか?」 先生は何の事だか分からなかったようだが、私は思い当たる事があった。