「……んせ…」

「…」

「阿部先生っ!!」

「はいっ!」

「どうしたんですか?ボーっとして…」

「いえ、ちょっと考え事をしていて」

昨日の美里の様子の事である。
疑ってはいけないとは思うものの気になってしまう…

しかも、未だに彼女の友達を殺した殺人鬼は見つかっていないのだ。

今この時も誰かが襲われているのかもしれない。