Dear だいすきな君




『え?』

あたしが持っていた
下敷きが悠河に奪われた。

「代わりばんこっ」

あたしに涼しい風がきた。

ちゃんとあたしのことも
考えてくれてるんだ。

そう思ってしまった。


♪:バタバタバタバタ

『えっちょっと!
 風強いよ!!』

悠河はいきなり
仰ぐスピードを速くした。

ものすごい勢いで
あたしに風がくる。



君は楽しそうに
手を動かしていた。