先生は、穏やかに言いながらも何だかこの日記に対して嫌悪感があるみたいに顔が笑ってない 隠しているつもりでも隠しきれずに溢れるどす黒い雰囲気が痛い 「ふっ深瀬さんです・・・」 「そーだと思いました。彼の必死さが吐きそうなくらいに伝わってきてますからね」 さっきまでの先生じゃない。 目の前にいる彼は別人だ 「あなたの担当医としてご忠告しますと、彼を信用しないで下さい」