あの場所にたどり着くまで




「……」



「……」



二人は無言のまま
少し時間が経った。


まだこの恥ずかしい距離で…


何をどうしたらいいのか分からないんですけど。



…うん、とりあえず離れよう。


あたしは後ろへ三歩くらい離れた。




「あ、ごめん…」



拓也は恥ずかしげに下を向いた。




「いや、別に…」




何やってんだかあたし…


辺りは薄暗くなっていた。




「もう、暗いしかえろっか」


「だな」




あたし達は家に着くまで無言だった。