「まぁ、頑張ってくれ」




そう言うと橋本は
元の位置へ戻っていった。





「華、良かったな」




翔太があたしの肩を
ポンっと叩いた





「けど……」




拓也が…どうして?

あんなに中学から
頑張ってきていたのに。


3年間休まず走ってきた拓也が


どうしてなんだろう……





「拓也は、それで納得してるんじゃない?」






「…え?」




翔太は悲しそうな笑みで
あたしを見つめた



納得してるはず…無いよね?