あの場所にたどり着くまで





「おう、華っ来たか」




翔太が手をヒラヒラさせて
あたしを呼んでいた



拓也…は、いない?




「おはよ、今日も走りまくろー」




…と言いつつ、あたしは
いつだって拓也の面影を
探していた。





「…拓也、休みだよ?」




翔太が分かったような顔で
あたしに話しかけた