[華Side]




「櫻井さぁーん」





高校生活に少し慣れてきた頃





「はっはい?」



誰かに呼び止められたあたし。


振り向くと…


少し巻いたキレイな栗色の髪に
小柄で肌が信じられんほど白く、
整ったキレイな顔立ちの





女の子があたしに話しかけて来た。






「んー…何か?」




なんの用?







「えーっと…」



恥ずかしそうにその子は



こう言った。