数分後。

ーカチャカチャ…キーッー


「ふー、やっと見つけた」


目の前には拓也の笑顔が見えた。


「あ、ありがとう…このまま明日を迎えるかと思った」



そうゆうと拓也は、ハハッと笑って



「バカじゃねーの?あんなやつにまんまと引っかかって閉じ込められてんじゃねーよ」



「…えっ!?なんで知ってんの?」



「あいつに聞いたから、しょーた!」



……え?!翔太?!



「なんで翔太が知ってたの?!」



「なんか、よくわかんねーけど美緒に言われたんだってさ」



…全く理解出来ないんですけど。


美緒ちゃんは、何がしたいんだ?