あの場所にたどり着くまで







『10秒30』




誰かが、あたしより速く

走った…




振り向くと




拓也だった






「なんだ」







「なんだって何」






「別に」







「あっそ、」








拓也は短距離のエースとも

言える存在。




あたしは拓也を抜かなきゃ…





女だからって舐めんなよ。