「玉置さん!どうしたんですか!?」


あたしは家に入って言った。


「未愛…あなた今日男の子と居たの?」



玉置さんはキッチンのカウンターに座っている。


こっちは向かず、ずっとテーブルを見つめていた。



「え……」


「居たの?居なかったの!?」


ビクッ…

あたしは肩をビクつかせる。



「い…い居ました」


そう言った瞬間、玉置さんが近づいてきて、


バシッ


「っ!!」


頬を叩かれた。


一瞬何が起こったか分からなかった。



あたしはジンジンする頬を押さえる。