「……て、蓮くんが取ったんだからね!?」 あたしは蓮くんの上に乗ったまま、蓮くんに迫る。 レンズを通して見る蓮くんは、とても綺麗だった。 整った顔……これはモテるよなぁ。 あたしと同じ、茶色の目してる…。 「未愛…この態勢はダメだろ」 「へっ?」 「会ったばかりの男を押し倒すって…(笑)」 そう言って蓮くんはニヤニヤと笑う。