その後オレは未愛のことを忘れようとした。 オレは未愛に言ってはいけないことを言ったんだ。 合わせる顔なんてない。 未愛と出逢う前のオレに戻るんだ。 あの、何の色もなかった無色の世界に。 だからオレは未愛に会わないようにした。 会うと…触れてしまいそうで… 壊れてしまいそうで…… それが怖かったから 未愛をオレの視界から消そうとしたんだ。 でも…どんなに時が流れても未愛はオレの視界から消えない。 未愛を忘れるにはこの世界は… 未愛で溢れすぎている。