「怖いよぉ…」 閉じ込められてどれくらい時間が経っただろう。 外にも体育館にも人が近付く気配はない。 冬間近だからか少し肌寒くて、体操座りでマットの上に座り込んでいる。 吉川君、怒ってるかなー。 こんなに待たせてるし、もしかしたら先に帰ってるかも…。 真っ暗で狭いとこは苦手。 お化け出そうだし… お化けも苦手。 って、こんな事考えてたら益々怖くなってきたよ。 誰か助けて… 吉川君…