―yu-mi.side― 授業は既に始まってて、先生に怒られた。 席に付く時、由季が心配そうな表情で私を見てたから 大丈夫 って意味で微笑んだ。 そして、吉川君にも…。 吉川君も微笑んでくれるって思ってたけど違った。 複雑な表情… 「あれ…?」 今は数学の授業で、教科書を出そうとするとなくってそのまま授業をやり過ごした。 こんな事、大丈夫。 私は、強くなったから… 授業は、終わってそのまま吉川君に近付いた。