「優美ちゃん、家族わ?」


「母子家庭で一人っ子です」


「そうなんだ…ごめんね」


「いんですよ!」



ニコッて笑いながら私は、最後の一口を食べた。



コンスープも全部飲み終ったけど、余ってるからってお代わりを貰った。



「あの…吉川君のお父さんは…」


「お父さんでいいよ?」


「ゃ、オジサンでいいから」



私は、呼び方に悩んでたら



「和也から聞いてると思うけど、ほら息子2人だから娘が欲しかったんだよね~」


「ズル…」



少し悲しそうに話た吉川君のお父さんは、吉川君を見てニヤって吉川君に笑い掛けてた。



「ぉ、お父さんは」


「はいは~い♪」


「良い歳して…」



上機嫌な声を出すぉ…お父さん。
そんなお父さんに、苦笑しながら見る吉川君。



お母さんは、私が2才の時に離婚したらしくて私は本当のお父さんを覚えてない。


だから、お父さん何て言ったことないからちょっと違和感がある。
ましてや、吉川君のお父さんだし…。