「てっ鉄也君、ちょっと… どうした…」
そうなるよね。
パパだってどうしていいかわからなくなるよね。
「鉄兄!!」
あたしのせいだ!!
あたしの…
あたしが鉄兄にあんな姿させてるんだ。
「美羽はしっかり見ててやれよ。 あれが鉄也の覚悟だ」
鉄兄に駆け寄ろうとしたあたしの手は、お兄ちゃんに痛いくらいに掴まれて動けない。
お兄ちゃんの言葉は、今のあたしには手の痛みより痛くて、目の前の鉄兄を見てるのが辛くて…
それでも、それが鉄兄の覚悟なら、そんな鉄兄をしっかり見届けるのがあたしの覚悟なんだって自分に言い聞かせてた。



