「鉄也、今病院行ってるから。 なるべく早く帰るってさ」
「うん。」
「あっ。そのプリンもアイスも鉄也からだからな」
鉄兄から///
てっきりお兄ちゃんだと思っちゃった。
お兄ちゃんが口に運んでくれるアイスは甘くて… 冷たくて…
鉄兄に早く会いたくなっちゃて…。
弱ってる時って大好きな人の優しさが本当に嬉しくて涙が零れおちる。
「美羽… ちょっ 泣くな!!」
「お兄ちゃ~ん」
好きはどんどん溢れて来て… 止める事なんて出来なくて…
お兄ちゃんの前でわんわん泣いた。
お兄ちゃんの困った顔が目の前にあって、お兄ちゃんが頭を優しく撫でてくれる。
幼い頃あたしが泣くとよく頭を撫でてくれてたよね。
なんか懐かしくて…
嬉しかったんだ。



