あたしの横を素通りしながらニヤって笑う鉄兄は意地悪で… ドキドキ… バクバク… を通り過ぎて バクンバクン言ってるあたしの心臓!! こっちの気も知らないで酷いよ。 「美羽、ご苦労さん。」 お兄ちゃんなんてお腹抱えて笑いながらあたしの頭をポンポンって叩いていく。 「痛いじゃん!!」 痛くなんてないんだけどね。 無性に叫びたくなった!! あ~~~~なんか悔しい!!