「おはよう、美羽。」
「鉄兄… おは うぅ…」
お決まりなんだけど、わかってるけど… たまには最後まで「おはよう」って言わせてくれても…
贅沢すぎる不満って言うんだろうね。
鉄兄の笑顔に、おはようのキスにこんなに満足だって心が叫んでる。
「鉄兄… いつから起きてたの?? 起こしてくれたらよかったのに!!」
「お姫様のイビキで目が覚めたからな…」
「イビキ///!! 嘘!! 鉄兄のイジワル!!」
「嘘だよ。 かわいい美羽の寝顔に見とれてて起こすのもったいなかった」
「もう!! 鉄兄のバカ!!///」
思った事を笑顔でサラッと言ってしまう所も…
あたしの感情を上手くコントロールするところも…
鉄兄はやっぱり大人なんだって思わせる。
鉄兄にはかなわない。
あたしだって、鉄兄をコントロールしてみたいよ。



