「美月ちゃん、パパ達に話すって??」



 「それは、説得した。 っていうか話しても何も変わらないって事がわかったんじゃないか??」



 「そうなんだ… それなら…」



 「秘密のままでも美羽は大丈夫??」


 
 「後少しだもん。 鉄兄と一緒に暮らせるの… だから話すのはそれからでも…」



 「そうだよな。 そうするか」



 「鉄兄、あたし怖かったんだ。」



 「何が?? 美月の事なら… 」



 「ちがうの!! 鉄兄を好きになれば好きになるほど、嫉妬したり、ドロドロした気持ちでいっぱいになって… 嫌な子になっていくの。 そんなあたしを鉄兄が嫌いになるんじゃないかって本当に不安で…」



 「バカだな… 俺が美羽の事嫌いになる訳ないだろっ」


久々に見た鉄兄の笑顔に心がホッとしていく。


ギスギスしてた心が、温まっていく。




 「鉄兄… 大好き!!」


一番伝えたかった想い。