左手に握りしめた 携帯は先程から うんともすんとも 言わない。 「...なんで返事こないのよ」 やっぱり納得いかない 若干のイライラと 不安を抱えたまま わたしは既に多くの 人々を乗せた窮屈な 入り口から電車に乗った