空に輝く夏の夢。




「おお…、よろしく」

「なになに?どして2人とも関西弁なの?」

「俺、小学校まで関西おってな、和樹は幼馴染みやねん」

「そうなんだー」

「果澄ちゃん、これからどうすんの?俺ら部活行くけど…」

「んー、ちょっと部活見て帰ろうかなっ」

「え?野球部?」

「バカ言ってわないでよ。美夏のソフト!」


驚きで出た翔太の間抜けな声は果澄に一蹴された。


「じゃあねっ、ばいばい!翔太くん、毅くん、……えっと…」

「葉山和樹」

「あ、うんうん!はっちゃん!ばいちゃ~」


手を振って、果澄は帰って行った。


「……はっちゃん?」