空に輝く夏の夢。




「だりぃ…」

「おう」

「ねみぃ…」

「あぁ」

「話なげぇ」

「…うん」

「疲れた…」


3分ごとに振り返ってくる毅。


いい加減…


「うぜー、うるせー」

「翔太、こえぇし」



1時間半後―長い怠い話が終わり、再び教室へ。



そこで担任の話を聞き、今日の学校は終わった。



この後は部活見学や体験をしたり、家に帰ったりと自由らしい。



「っしゃあー!終わった、終わった!部活行ってくる」

「行ってらあーっ。ばいばい、美夏!」


美夏はエナメルとスパイクケースを持ち、手を振りながら教室を出て行った。