好きだよ

私も


そんな言葉を繰り返しながら2人の距離は近づいていった


ねぇ何分抱き合ってるか時間はかろうよ

今思うと馬鹿な事してたな


でもそれが2人の幸せだった

抱き合ってる時間がずっと続けばいいと思った

この恋で永遠を信じることができた





俺の誕生日に映画を見ることになった

それは前から見たかった純愛ラブストーリーだった


その映画をカップルで見ると別れてしまうそんな噂を聞いていた

だか今の俺には知ったこっちゃない


映画館は混んでいて最低な席になった

でもとなりには大切な人がいる

そう思ったら関係なくなった


映画はクライマックスだ

会場は鼻をすする音でいっぱいだった


俺はけっこう泣きやすいタイプだから弱かった


もし彼女がって考えたら涙が止まらなかった

彼女も泣いていた
しんみりした空気の中彼女が帰ろっと手を引っ張ってくれた
彼女は笑っていた

この後の2人の未来になんの不安もないような笑顔で