思いもしなかった
まさか告白されるなんて
いつから?
全然気付かなかった
お互いよく喋る方ではなく、どっちかと言ったらさぐり合う感じだった
そんな事を考えながら明日は受験だから最後の追い込みをしようと机に向かったが
やはりにやけてしまう
何度も手紙を読み返し
夢じゃないか?とほっぺをつねる
痛い
現実だ
眠れぬ夜が明け
試験会場に向かう
手紙を握りしめ
おまもりにした
試験が始まりかりかりと鉛筆の音が響きわたる
そんな事を感じ取れるくらい余裕があった
試験が終わった
数日後結果発表の日だ
合格だった
実はまだ携帯を持ってなくて手紙にアドレスが書いてあった
合格したらねと親に言われてたので足早に携帯を買いに行った
悩んだ結果姉ちゃんが欲しがってやつにした
家へ帰ると早速アドレスを打ち込み高校受かったよとメールを送った
メールはすぐに返ってきた
よかったね
私も合格したよ
無事進路が決まった所で告白の返事をした
もちろんOKした
その日から毎日遅くまでメールのやりとりをした

