「違うんだ。雪瀬が、好きなんだ」



頭の中が、雪よりも、ミルクよりも真っ白になった。


真っ赤な顔でうつむくことしか、わたしにはできなくて。



「…………わ、たし…………も」

小さな声で、言った。