「…だったら、」 …え? 「いや。何でもない」 ふい、と顔を背ける。 「なっ…なんなの…??」 そうつぶやいてみても、 広介の顔は不機嫌なまま。 あたしは成す術もなく、 静かに広介の隣で。 青い空を見上げた。