初恋な彼女。





「こーすけ!!!」


ガバッと、

目の前に居る影が広介だと

信じて抱き着いた。


案の定、広介だった…


「桐、香?桐香?」

「ん。うん。生きてる?あたし、いきてる―――」

「あぁ。生きてるよ馬鹿。
ほんと、馬鹿じゃねぇの」

「五月蝿い。うるさぃ―――」