家にひっそり入ると、 散乱していた下着はなかった。 変わりに、『終わった後』の 煙草の匂いが鼻をつく。 「…」 相変わらずの無言で、二階に 上がっていく。 と、 「あのオトコ。意外に良いんじゃない?」 背中に汗が流れる感覚。