雫の恋

「目…瞑れ」

「なんで?」


顔…近い…


「キスできないから」

「ああ…」


私は目を閉じる。あれ?目を閉じなければキスされないのでは?


私の唇に柔らかいものが重なる


私…キスされてんだ…意外に冷静だな…私…


「んん!」


つかまれている手がとてつもなく痛いんですけど!?そして長い!!苦しい!!



「ぷは…」


解放される私。私はすかさず酸素を吸う。



「んん!!」


うん。束の間の休息だったんだね…


優斗の舌が私の口内を犯していく