雫の恋

バキィ!!

ガシャン

私は無意識のうちに壁を殴っていた

持っていたグラスを落とした

「……」

「ふざけんな…飽きたら捨てるだぁ…?」


「……雫…」

私は如月の胸ぐらをつかむ


「ふざけんのも大概にしろ…てめぇは人間の命をなんだと思ってんだ?一人一つしかない命だぞ?てめぇごときがもて遊んでいいもんじゃねぇんだよ…!!何様だ…?てめぇ!!」


「……っ」


「わかったら…とっとと出てけ…」


如月が部屋を出ていく