「雫?どうしたの?外ばっか見て」 授業が終わったのにもかかわらず、席について空を見ている私に美南が問いかける 「…明日…」 「明日?……ああ」 「雫の誕生日か」 「やだなぁ…」 「そんな嫌がんないの」 「だってぇ…」 「いつものことじゃん」 そう。いつも私の誕生日は嫌なのだ。なんでかって?そりゃぁ… 盛大にパーティーをやるからさ! 「今年は私、行けないからね?」 そしてここに、思わぬ裏切りが