君が好きだよ。


君が...好きなんだ。


たまらなく。


いつからだろう。


ずっと前から、君が好きだったんだよ。


心の中でそう思ってても、言わない。













叶わない恋って...


知ってるんだ。


[好きだよ]なんか言って


[ごめん]なんか言われて


そんなの当たり前の関係。


だから、君を思っていても、


胸の中に気持ちをしまっとく。


ぼろぼろの、乱れた胸の中にね。


「涼介...」


「どした?」


隣から君の声がして、振り返る。


「今日も、そばにいてね」


  今日も、思わせぶりな事を言うんだね。


「そばにいるよ」


   笑顔で言ってあげたよ。


   俺も...君の胸を締め付けたこと、あったかな。


「...ありがと」


ほんの少し......


距離が縮まった影。


”そばにいるよ”。


心の底の、言葉。


俺が、君のそばからいなくなることなんてないよ。


大好きな君を、一人になんかさせない。