二人きりの部屋。


二人だけの空間。


俺ら以外、誰もいない。


二人しか住んでない、家。


君の横顔が夕日の光に当たってる。


俺のほうから見える君の横顔は、


影になっていた。


...きれい。


それしか、言葉が浮かばない。


そのくらい


きれいで


美しくて


俺の胸を上手に締め付ける。


慣れた、胸の締め付け方。


君は一度も気づいたことがないだろう。


俺は、何度も何度も胸を締め付けられてるんだよ。


君の笑顔に、


瞳に、


仕草に、


優しさに、


暖かさに、


可愛らしさに、


愛らしさにも、


...きれいな横顔にも。


いつか見た、大粒の涙にだって。


いっぱい締め付けられたんだよ。


痛いよ。


痛ぇよ...。


苦しくなる。


でもさ。


君にならいいと思ったんだ。


.........好きだから.........。