「ゆーずきっ」 「・・・うあっ?!」 頬に暖かいものが触れた。 何かと思い閉じていた目を開けると、 横にはココア、頭上には楓がいた。 「はい、ココアどーぞ」 「・・・ありがと」 楓にもらったココアを飲み、体制を直してまた空を見上げた。 「柚希さ、神矢くんのこと好きでしょ」 「・・・うん、好き」 そっか、と楓は微笑み、私の隣に座った。