「あ、柚センパイッ」





皆の視線が一気に私のほうへ集中した。







「…え、私?!」






ちょ、ホント困る…。
女子に目つけられたらどーすんの…!





そう思っていると、
誰かに腕を引っ張られた。












「ちょ、え、和也!」





「誰?お前」






…和也は、私にではなく、神矢くんを睨んでいるようだった。






…なんで?
あ、神矢くんも和也を睨んでいた。










2人とも、後ろに般若が見えるよ…。