「柚希、ばいばいっ」 「ん、じゃあねー!」 私は帰宅部のため、 いつも、和也と帰っている。 今日も和也は女子達に囲まれてるから 中々、帰れずにいた。 「…はぁ…」 でも、待たないと和也が拗ねるかも… と私は思い、毎日和也を待っているのだ。 「失礼しまーす」 …見覚えのある顔、 聞き覚えのある声。 …あぁ、神矢くんだ。 私に用はないだろうから、 視線を神矢くんから和也へと移した。