気持ちよさそうな白羽の寝顔を見つめ……



ふいにこの小さな愛しい娘が生まれてきた日を思い出す………。








永遠に続くんじゃないだろうか…?なんて思った長い長い陣痛の後、この子の産声を聞いた雪兎の胸には……………



まるで溢れてしまいそうな愛でいっぱいだった……………。




これほどの想いをして自分を生んでくれた母への感謝にも溢れ………



大切なものばかりを自分に与えてくれる時春への言い表せないほどの愛情と…………



初めて胸に抱いた小さな命への…………たまらない愛しさ……………。











『……………生まれてくれて……ありがとう………。』










雪兎は………ママになりました。