「マジでっ!?じゃあ彼女じゃねぇの!?ますます紹介しろよ…っ!!」 来栖の言葉をなぜか喜んでずいっと体を乗り出してくる。 「……ふぇ……っ」 「………!白羽…っ」 大きな声に驚いた白羽の表情がじわじわと泣き顔になってくる……。 雪兎もさすがに、何なんだこいつら……と嫌な気分になってくる。 「………君らさぁ、いい加減にしといたほうが身のためだと思うよー…?」 暢気な来栖のそんな声が聞こえたその時――――― 「…………おまえら……俺の嫁と娘に何か用か………?」 「「……………!!?」」