夢にまで見たキスとハグ。


今日、恋愛初心者から1ランクアップした感じがします。



『雑魚キャラ1ランクア~ップ、おめでとう!

パパパ~ンパンパッパッパパーーーン♪』

頭の中で、祝福のファンファーレを聞きながら現実に引き戻される。



課長の唇が、なんか……

徐々に首筋へと移動してる感じが……。

気、気のせい気のせい……だよね?


課長のちょっと癖がある髪に指を通し、ぎゅっと抱きしめる。


課長はちょっと驚いたように、顔を上げてほほ笑んだかと思うと、私を抱き上げるとソファに横たえる。



え?

って、ちょっと、ちょっと待って!


これってオフィスラブの王道、社内メイクラブってヤツじゃないですか?!


いけません!


いけませんわ!課長!!


慌てて、課長の背中に回した腕を課長の胸に当て、引き離す。


それにも構わず、課長は私の両手を解き、キスをする。


いけませんってばよ!


課長の手が……手が……

なぜ私の膝の上にあるのでしょうか?

いや、それよりも……。

もう一方は、お腹のそばで、私のブラウスをたくし上げてる!!


どどっと全身から汗が噴き出る。


か、課長、まさか!

まさか!!

ここで、じゃないですよね。


そう思う間もなく、課長のひんやりとした手が服の下に忍び込む。



ひゃーーーーーーーっ!!


「か、課長!いけません!!」


今日は、こんな展開になるとは露ほどにも思わず、ババシャツ、ババパンツ、しかも腹巻装着のイタイフル装備。


15セットにも上る選りすぐりの勝負下着たちは大人しくお家でお留守番。


こんなの見られてたまるか!

渾身の力を込めて、課長の体を引き離す。

課長ははっと我に還ってくれたようで、荒々しい息を肩でしている。


その時、再び、扉を叩く音がして、私たちは揃って扉の方に顔を向ける。