誰も居ない部屋で


「………ユキ、」

目が覚めた俺は泣いていた。

相変わらず相手の顔は見えないが
ユキ、彼女ははっきりとみえる。

あぁ、何か思い出せそうなんだけど
何かがわからない。

ただ、涙が頬を伝う。