誰も居ない部屋で


その夜、

寝ぼけ眼で写真をみると
彼女が写真の前に立っていた。

その横顔は見とれる、そんなレベルじゃないぐらいに、
美しかった。

彼女は嬉しそうに写真を眺め、
俺に視線を移した。